個性心理學
『個性心理學』は、1997年4月に個性心理學研究所 所長 弦本將裕が、世界で初めて人間の個性を12匹の動物キャラクターに当てはめ、更に60分類キャラクターに細分化させることで、誰にでもわかるイメージ心理学として体系化し、世に発表した学問です。
かつて19世紀にドイツの心理学者を中心に性格学としての心理学が研究されていましたが、個性心理學研究所では、さらに東洋最古の占学である「四柱推命」、及び密教の経典のひとつである人間関係の秘法「宿曜経」に基づき、それらに社会心理学的解釈を加えて、全く新しい学問として体系化し、太古の英知を今日から使える21世紀の心理学、「個性心理學」として現代に甦らせたのです。
「個性心理學」は、ただ単に現象面を表面的に検証するだけはなく、宇宙、自然、そして人間の成長を長年にわたって観察し、そこから一定の法則による統計学として、またキャラクターイメージという斬新で独自の発想によって、シンプルでわかりやすい実学となっています。 日本でも最近では知られるようになってきましたが、アメリカでは“行動科学”あるいは“行動エネルギー”という学問領域があります。これは人間の行動パターンや意思決定のメカニズムを科学的に解明したもので、特に人間関係にフォーカスしたものです。
12匹の動物と60のキャラクター
世の中は、十進法と十二進法と六十進法で成り立っていると直感でわかっていました。
時計を見ても、10×12×60の全てが込められている。つまり、これは「宇宙の法則」である一定の決まりごとなのです。決まりごとであるならば、それに従うしかないのです。
人間の手は、10本です。ですから、十進法は簡単に理解することができる。
しかし、十二進法は、どうして生まれたのだろう!?
考えてみると、私たちの身の回りには沢山の十二の単位があることに気付きます。
時計も、12時間の2倍で24時間だし、1年は12カ月。干支も十二支。古くは、十二単があるし、官位十二階、外国でも1ダースは12本。もっともっとあるかも知れませんが、調べてみると、木星が太陽の周りを1周する周期が12年だからなのだそうです。
木星は、またの名を「歳星」といいます。ですから、年齢を数える時に何歳と表記するし、1年間お世話になった方にはお歳暮を届けるのです。
易経や四柱推命では、陰陽五行説をベースとした十干十二支が基本となっています。この10と12の最小公倍数が60となるのです。還暦とは、十干十二支が一巡してまた最初の一に戻ることで、赤ちゃんの赤いちゃんちゃんこを着てお祝いするのです。
個性心理學では、まずこの12分類に着目し、イメージ心理学の手法を取り入れて動物キャラクターを当てはめ、さらに運気を勘案した60キャラクターへと進化させたのです。
理論的には簡単ですが、動物に当てはめるのが大変な作業でした。
1997年4月に個性心理學研究所を立ち上げる前に、動物の生態や性質などを学ぶために、どれだけ動物園に通ったことでしょう。もちろん、動物図鑑や動物記などは図書館に沢山ありますが、実際に自分のこの目で観察することが必要だったのです。毎日毎日、朝から晩まで動物園に通い詰める日が続きました。黒ひょうやアフリカゾウなどは、いない動物園もあったので、全国の動物園を巡りました。
その成果が実り、人間の個性と動物の生態をイメージで結ぶことができ、ついに現代版四柱推命動物バージョンが完成したのです。 ペガサスは架空の動物ですが、基本的にはサラブレッドですから「馬」となります。馬に羽を付けることで、自由を愛するペガサスの個性が見事に表現されたのです。また、マイナスのイメージを連想させるような動物は排除しました。それは、個性心理學の原点が、長所進展法だからです。 その後、2000年を境に携帯電話の普及から携帯コンテンツが注目を集めるようになりました。
2001年には、個性心理學コンテンツがドコモのi-modeグランプリを受賞するなど、最初のブームを引き起こしました。そこで、携帯コンテンツとして限られた画面の中でインパクトのあるイラストが求められ、出会ったのが天才漫画家・イラストレーターの西川伸司氏だったのです。その後、書籍やアプリなど様々な場面で西川伸司氏の動物キャラクターが使用されているので、イメージの統一が図られるようになりました。彼は「落ち着きのあるペガサス」なので、個性心理學と共に、世界に羽ばたいて行くことでしょう。
ちなみに、「charanavi」が世界統一の表記とされているので、日本でも「動物キャラナビ」がポピュラーになってきました。これは、キャラクター+ナビゲーションの略で弦本將裕により作られた個性心理學の造語です。ただ、フランスでは、アニマル+サイコロジーで「アニマロジー」と言われています。
12キャラクター簡易個性